スッキリした空間で快適な暮らしをするカギは“収納のつくり方”にある!!
【収納計画のきほん・大切なポイント・そうする理由】
これを知っているのと知らないのとでは、暮らしの質・人生の質・生命の質まで変わってしまう
なぜなら
- 家は何度もつくれるものではない
- つくるにはお金がたくさん必要
- すぐには変えられない
- 変えるにもお金がかかる
だからこそ、
- 家の中でどんな風に過ごしたいのか
- 何を基準に選択していくのか
- どんな方法を実行するのか
- そもそもどんな人生を過ごしたいのか
人生そのものにまで突き詰めるとあらゆる選択を大切にし
自分らしい生活をつくり人生の幸福度を高めることにつながります。
大事にしたい考え方ですね。
実際に調べてみると、家づくりで失敗したこと・後悔したことアンケート回答トップ1、2位には
【間取りが使いにくかった】、【収納をもっと工夫すればよかった】ということがあげられています。
では、どうやって後悔や失敗を減らせるのか?教えていただいたことを大きく4つにまとめます。
1、収納計画「きほんのやり方」
一言であらわすと、とてもシンプルでした!!!
【図面(間取り)を見ながら一生懸命に考えること】
頑張って考えることはここ!だそうです!
その時に、3つのポイント「位置・奥行・扉」を持って図面を見るそうです。
どこに何を収納するのか
どこで何を使うのか
リビング、ダイニング、キッチン、洗面所、トイレ、玄関
寝室、子供部屋、物干し場所、階段下、家事室、あらゆる場所ごと、
1日の流れを思い出しながら
とにかく想像力をはたらかせて、場所から場所への動線を考えるそうです。
2、収納計画を考える時期はいつがいいのか?
家を建てはじめてしまってからは色々な決め事に追われて考えていられないそうです。
100%ベストな位置は無理だけど、早め早めにやれば誰でもできますよ!ということでした。
まだ家を建てなくても理想の家、部屋づくりの妄想をふくらませることは楽しそうと思いました!
3、収納をより具体的に考えるポイントは?
・収納を造り付けにするのか?置き家具(造作可動棚)にするのか?
・カウンターを付けるのか?
・キッチンは壁付けか、対面か?
・テレビを置く場所は?
などの視点を持つこと
その時に大切なことは、そこで暮らす家族のライフステージを見通して考えること。
4、変化に柔軟に対応できる収納、無難な収納
家を建てたときと、そこで暮らす人の状態は決してイコールではありません。
今回の前提は、4人家族(夫、妻、子ども2人)、広さ25坪の家の間取りから考える収納計画でした。
モデルハウスのコンセプトが「スマートに暮らしたい人向け」であるため、生活に必要なもの、自分に必要なものを厳選する必要があります。
最初は大人二人、子ども二人の家もいずれ夫婦二人になる。
人の人数から、人の状態も変化していきます。
まとめ
このようなことを考えて収納を柔軟に、無難につくることは、無駄な出費を抑えるコストダウン、低コスト、暮らしの質を上げる事につながります。
これらのお話は、収納企画トトノエ堂プランナーであり、代表を務める大島千恵子氏からお聞きしました。
大島さんは、「これを考えるのが楽しくて夜もねむれなくなる!」と満面の笑みを浮かべながらお話してくださいました。
私が最初に聞いた言葉の中で「収納を考える時にはやり方がある!」という一言がありました。
やり方があるなんて考えたこともなく、知らなかった私は...
なぜ家の中が散らかるのか?なぜ片付かないのか?やってもやってもすぐ散らかるのはなぜか?
その言葉と意味を聞いてとても腑に落ちました…
正しいやり方を知らないって怖いな...と、ここでも思いました。
家づくりをする予定は正直今はありませんが、今日教えていただいたことは、今の暮らしにも十分役に立つ知識だということを知りました。
収納を見ると暮らしが見える
収納つくりは、造り付けか?置き家具か?
費用を抑えられる収納のつくり方と家具選び
階段下の収納つくりは、既製品はめ込みより、造作可能棚の方が無駄なスペースがでない
造作にするなら、可動棚にするとライフスタイルの変化に対応できて便利
コンパクトなお家なら、不要なものを極力持たない生活にシフトすると、コンパクトな動線で
快適に暮らすことができる!
生活の質を上げるカギは収納にあり!
お話が終わった質問感想タイムでは、
- 子ども部屋の間仕切りはどうする?
- 子どもが持ち帰った製作作品の置き場所は?
- ピアノを置きたい!ベビーカーはどこにおける?自転車はどこにおける?
- 室内だけでなく、屋外で使うものの収納をどこに置くのか?
- 相続の問題、火災保険の話
などのことも、みなさんで意見情報交換をすることができました。
次回は、【資金計画】実際に見積書を見られます!!
《参加者からの感想》
●収納の考え方を学ぶことができてよかったです。実際に販売されているメーカーさんの家具を観ながら聞けたので、イメージしやすく参考になりました。(A様)
●お家のことを考える最重要事項の1つでもある収納と生活動線は、いろんな可能性や今後のことを思うと、考えることがすごく難しい分野でもあると思います。ポイントやコツを知っておくだけでも考えやすくなるので、大変勉強になりました。日常生活にも取り入れたいです。(O様)
(ライター:プロジェクト参加者 A.T)